長浜盆梅展に行ってきました
「梅は咲いたか、桜はまだかいな」
江戸時代以降に流行した「端唄(短い歌謡)」の冒頭の歌詞だそうです。
まだまだ寒い日が続くなかで、春を心待ちにしてしまうのは今も昔も変わらないようです。
今、少しでも春の訪れを感じたい!
そういう方におススメなのが「第68回長浜盆梅展」です。(詳細はこちら)
開催場所は、JR長浜駅から徒歩約3分の「慶雲館」。
明治20年に建てられた迎賓館で、時の総理大臣・伊藤博文が名付け親という歴史も風情もある建物です。
二つの門をくぐり抜け、入り口左手でチケットを購入(大人500円)。
そして玄関で渡されたビニール袋に脱いだ靴を入れて、いざ展示会場へ!
2017年度「北びわこ見聞録」冬号の表紙
(中面にも広間の写真がありますので、よろしければこちらからご覧ください)
にもなった赤じゅうたんの広間まで入ると、人の背丈ほどもある大きな盆梅がズラリと並び、ほの甘い香りが漂います。
残念ながら私は盆栽の知識が全くないのですが、それでも梅の木の美しさ、紅白の花の可憐さに見入ってしまいました。
「第68回長浜盆梅展」では「長浜盆梅フォトコンテスト」も実施中。
そのためか本格的なカメラを持って来られている方もいらっしゃいました。
私もせめてスマホで格闘。
スマホの機能に頼りまくった渾身の一枚がこちら(;^ω^)
そして同行してくれていたデザイナーのセンパイにお願いして撮ってもらった写真がこちら。
これがヴィジュアルセンスの差ですね…。かっこいい。
ちなみに一番の人気写真スポットは「水盤に映るさかさ盆梅」でした。
金箔の壁の前に盆梅が飾られ、手前の床に水が張られていて、そこに梅の花が映るのです。
たいへんに豪華で美しい光景なので、これはぜひ写真ではなく本物を見に行っていただきたいです!
この広間から廊下で渡った「新館」には今回、大学生がプロデュースした作品が展示されていました。
キーワードは「インスタ映え」。
今までの展示を見たことがないので比べることはできないのですが、フォトスタジオみたいなバックペーパーがひかれていたのは、写真映えするようにでしょうか。
ほかにも、幹の部分まで作られた陶芸作品に飾られた盆梅や
小さな盆梅と庭園を模した陶器とのバランスがどことなくかわいらしい作品
など、新館にあるものは親しみやすく、家にも飾ってみたいなと思うものが多かったです。
2階では「盆梅のお雛さま」やお茶席、お土産売り場などがあり、春の訪れを感じながらほっと一息つくことができます。
この盆梅展は3/25(月)まで実施中。
見ごろの盆梅を入れ替えて展示しているので、その時期だけの特別な梅に出会えるかもしれません。
(床がけっこう冷たいので、厚手の靴下をはいていかれると、より快適に盆梅鑑賞をお楽しみいただけると思います。)
ちなみに「慶雲館」の向かいは「長浜鉄道スクエア」。(詳細はこちら)
現存する日本最古の鉄道駅舎内には、SLの展示や操作体験、記念撮影コーナーなどがあり、ご家族でのお出かけにもおススメです。
そしてお出かけの際には、SOEIで制作させていただいた「北びわこ見聞録」(最新号はこちらからご覧いただけます)をぜひチェックしてみてください。
地元の楽しいイベント情報などもたくさん掲載されています。
ところで「長浜盆梅展」のチケット半券を眺めていたら、「てんま天神梅まつり大盆梅展」(詳細はこちら)割引の情報が掲載されていました。
こちらは来週末の2/9(土)から開催。
まだ寒さは続きますが、早春の足音を追いかけて、少し春気分を味わうのもたまにはいいかもしれませんね。
(公開日:2019年1月30日)