おしゃれは平和につながるか。サプールという生き方から思うこと。

最近、仕事でファッションブランド店にお伺いすることがありました。
ステキなファッションを身にまとった店員さんからお話しを聞いたり、センスの良い店のディスプレイを見たりしていると、気持ちが高揚してくるのを感じました。
やはり「美しいもの」というのはある種のパワーを持っているように思います。

ちょうど同じころ、こんな記事を見つけました。
「アフリカ人街」で、パリジャンからも注目を集める取り組みをレポート。
「サプール(Sapeur)」と呼ばれている人々とは?
#宣伝会議
http://ow.ly/9FWd30hZffq

「サプール」で画像検索していただくと、カラフルなスーツを身にまとったおしゃれな男性の写真がたくさん見つかりますので、ぜひ一度ご覧になってください!

いつだったか覚えていないのですが、私はたまたまテレビで「サプール」の特集を見たことがありました。
「サプール」とは簡単に言えば「アフリカ・コンゴの紳士たち」です。
彼らはお給料の大半をハイファッションにつぎ込んでまで、美しく着飾るのです。
私が見たテレビの記憶の限りでは、着飾れば誰もが簡単に「サプール」になれるわけではなくて、「サプール」にふさわしい着こなし・振る舞いを身につけて、やっと「サプール」つまり「紳士」だと認められるようです。

コンゴというと、漠然と戦争のイメージしかなかったのですが、調べてみたら16世紀ごろからヨーロッパの植民地になり、1960年の独立以降、動乱、紛争を繰り返しているようです。
今は「コンゴ共和国」と「コンゴ民主共和国」の二つがありますが、どちらも裕福とは言いがたい現状のよう。
そんな中で「サプール」と呼ばれる彼らがどうして「おしゃれ」をしたのかなどは諸説あるようなのですが、彼らのファッションの根底にあるのが「平和への信仰」だと記事には書かれていました。

これを読んだときに、私がふと思い出したのが「英国紳士」のことでした。
私は残念ながら英国で本物の紳士、つまり貴族の方々に出会う機会はなかったのですが、
紳士に限らず英国の人々は「感情を表に出さず、冷静に、礼儀正しくふるまうこと」をよしとしている風潮がありました。

ところで、私の大好きな英語に「It’s my pleasure」というのがあります。
日本語訳は「どういたしまして」。
日本では「You’re Welcome」を習いますし、もちろんこちらもよく使います。
でもこの他に「It’s my pleasure」という言葉も使われていたんです。
(短縮形の「My pleasure」「Pleasure」だけで使われることも多かったです)
あなたを助けられたことは私の喜びである、ってステキじゃないですか?
そして美しく装い、礼儀正しく振る舞う人に、この言葉をかけられる確率が高かった気がするのです。

美しく装うことで、その装いに見合った優雅な振る舞いを身につけることはあるんじゃないかなと思います。
そしてどんなときもエレガントでいようとしたら、やはり心は穏やかである必要がありますよね。
その心構えが平和につながっていくのかなあ、なんてちょっと思ったりしました。

「サプール」について、より詳しい記事を下記にリンクしました。
ステキなファッションに身を包んだサプールたちの写真も満載でおすすめです!

  • 《インタビュー》世界一お洒落な男たちの「美学」 サプールは、なぜ高級ブランドに身を包むのか
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